浄土と戒名について
前回のブログで浄土では、仏さまの世界の最高位の如来さまや、如来さまの
前段階の菩薩さま達が、「説法」をしている世界とのお話しを
しました。
「説法」ですので、仏さまを中心に浄土に赴いた方たちが周りを囲んで、
おはなしを傾聴しているイメージがあります。
仏さまですので、囲んでどの場所で傾聴しようとも常に仏さまは
その方の正面に見えるそうです。
仏画では、仏さまに近い場所と後ろの方の場所とが描かれています。
2次元の紙(布)に描くので近い、離れているは描画上さけられません。
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ある壮年の住職が葬儀の相談に来られた檀家さんの質問に答えていました。
その質問は、「戒名には、いくつか種類がありますが、どう違うのですか?」
その答えは、「戒名のランクによって、亡くなった後にいく世界での場所が
違うのです。 仏さまの近くに行くには院号という指定席が必要なのです。
また、ご供養するお気持ちが戒名に現れます。」ということでした。
そして、この檀家さんがご葬儀でお願いした戒名には、院号がついていました。
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お気持ち(心)は、かたちに現わさないと伝わらないといわれています。
そして、かたちにするには、費用も時間(年忌法要等)もかかります。
たしかに現実世界では、かたちにするとわかりやすいと思います。
しかし、表現の自由と信教の自由がありますので、どのようにお考えになっても
よろしいと思います。
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ご葬儀のことでご不明な点などありましたら「アスカセレモニー」へご連絡ください。