霊柩車について  アスカセレモニー

古いドラマや映画で見る霊柩車のイメージは

一目で霊柩車とわかるものでした。

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黒塗りの車体に銅板の屋根の付いたお神輿

陽明門を模したいわゆる宮型霊柩車です。

今でも葬儀の白木祭壇の最上部には「輿」といわれる宮型が飾られます。

当初は大型の「輿」の中に柩を安置していたようです。

また黒塗りの車ではなく関西や葬儀を派手に行う地方では

メタリック塗装の車体や赤い霊柩車もあったようです。

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しかし2000年代になってから都市部では徐々に宮型霊柩車

見かけることがなくなりました。

代わりに宮型のない車が使われています。

ご遺族から「いかにも霊柩車」という霊柩車はいやだと

忌避されたり、公営の火葬場への乗り入れが禁止される

ようになったり、火葬場への経路上の地域住民の方々(ご商売関係)から

頻繁な通行や、子供の精神上よくないなどの苦情があったりしました。

また霊柩車会社にとっても宮型の制作・改造改装に費用が掛かり、

また風雨に合うと傷むため維持と管理が大変なこともあります。

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霊柩車に乗るのは、ドライバーと故人様の「ご霊柩」です。

運送営業用の車両をしめす「緑ナンバー」を付けた事業用車である

霊柩車は、「霊柩専用」運搬車です。 

タクシーなどの「旅客運送車」ではありません。

市営・公営の霊柩車では本来助手席にご遺族も同乗できません。

しかし実際には、助手席にご遺族が同乗することはよくあることです。

特殊な事情ですので心情的に黙認されています。

そしてほとんどの方は霊柩車に乗るのは一生に一度しかないのではないでしょうか。

また通常の霊柩車は火葬場までの片道のみの走行です。 

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上は聖典谷塚斎場の霊柩車誘導路です

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ご葬儀などでご不明な点がありましたら「アスカセレモニー」へご連絡ください。